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概要 扁平足は、単に内側縦アーチが低下した状態ではありません。 距骨下関節の回内、前足部の外転など、 複数の骨や関節の位置関係が変化した状態として捉える必要があります。 また、立位で見られる足部形態と、歩行中に起きている動きは必ずしも一致しません。 静止した状態では扁平足に見えても歩行機能が保たれている場合や、 形態的な変化が小さくても歩行中に特定の組織へ負荷が集中している場合があります。 本セミナーでは、3Dアニメーションを用いて、 扁平足や進行性扁平足変形で生じる骨・関節の変化を可視化します。 そのうえで、初期接地から立脚後期にかけて、 足部の回内やアーチの変化が歩行へどのように影響するのかを解説します。 「回内しているから悪い」と判断するのではなく、 回内が起きるタイミング、そこから足部を安定させられるか、 推進期に十分なスプリング機能を発揮できているかという視点から歩行を分析します。 さらに、足関節背屈可動域、後脛骨筋、足部内在筋、下腿や膝関節との関係を整理し、 歩行所見を運動療法、シューズ、インソールなどの介入へつなげる方法を考えます。 主な内容 ・扁平足と進行性扁平足変形の基本的な病態 ・後足部外がえし、前足部外転、内側縦アーチ低下の関係 ・立位で見られる足部形態と歩行中の動きの違い ・歩行中における回内の役割とタイミング ・足部が回内位から回外方向へ移行する仕組み ・推進期に足部のスプリング機能を発揮できない場合の影響 ・足関節背屈制限と代償的な足部運動 ・後脛骨筋、腓骨筋、足部内在筋の役割 ・扁平足と下腿・膝関節運動の関係 ・歩行所見から運動療法、シューズ、インソールを選択する考え方 受講後にできるようになること ・扁平足を内側縦アーチの高さだけでなく、三次元的な変形として説明できる ・静止立位の評価と歩行中の評価を分けて考えられる ・歩行中の回内を、量・タイミング・持続時間から評価できる ・扁平足によって負荷が集中しやすい関節や組織を推測できる ・歩行所見から、足関節背屈可動域や筋機能などの追加評価を選択できる ・症例に応じて、運動療法、シューズ、インソールの目的を整理できる